2012年09月30日

ニルバーナ

最近、月曜日の23時から放送しているNHKのスーパープレゼンテーション
という番組にハマっている。

各業界の第一人者のプレゼンを英語の勉強を交えながら
見て行く、という番組なのだが、
とにかく、そのプレゼンテーションの内容が素晴らしい。

私は毎週、そのプレゼンに感動して泣いている。

今回読んだ本は、
この番組を通して出逢った、ジル・ボルト・テイラーの
「奇跡の脳」だ。

彼女は、脳学者・神経学者でありながら脳卒中を患い、
その経験から脳の神秘を知ることとなった。


右脳は、ニルバーナに繋がっている。
左脳の機能が停止した時、自分の体がどこからどこまでかわからなくなった。
すべてはエネルギーの塊で、世界と自分は一つだった。
それはそれは美しい世界だった。

左脳の能力は、世界のすべてを分別し個として自我を確立すること。
右脳の能力は、世界と一体となり、平和を願うこと。

人は、自由にどちらかを選択することができ、
ひとたび右脳の世界に入れば、常にニルバーナを感じることができる。


私はユングが好きで、よくユングの本を読んだ。
彼の言っていることを理解しているつもりだったが、
どこか空想の世界のことと感じていた気がする。

でも、現代のユングがここにいる。
彼女は、私たちと同じ時代に生きて、同じ次元の中で、
右脳の働きについて体験したことを語ってくれた。
私も、ニルバーナに行けるような気がしてきた。


私の仕事は、左脳をフル回転させることを強いられる仕事で、
しょっちゅうヒートアップして知恵熱を出している訳だけど、
芸術を肌で感じているときは、頭に風が吹いているような
心地よい状態になっている。
なんとなくだけど、その心地よい状態は、左脳がお休みしてる時に
起こる現象なのかなと思った。

試しに、お風呂に入りながら意識的に、周りを肌で感じてみたら
ちょっとその状態を再現することができた。

いつも、頭の中に風が吹いていたらどんなに気持ちがいいだろう。

私の左脳は、ビックリするほどネガティブだから、
風通しを良くしておかないと、カビが生えそう。



もし、人々が自由に左脳と右脳の旅ができれば
どんなに良いだろう。

たとえてみれば、この世界は大きな樹のようなものなのだろう。
樹に生い茂る葉は、一枚一枚異なるけれど、全体で見れば一本の樹で、
すべて繋がってる。

私とあなたが、一つであることを知ったら、
対立をする意味はないだろう。

右脳主導の世界だったら、
平和なのに、
なんで現実は左脳主導の世界なんだろう。

人が、世界と分離されて、個となって、自我を持つことの意味は
なんなんだろう。
木の葉は、光合成を効率よくするために、たくさんついているとしたら、
人が、たくさんいるのはなぜ?

何かを効率よくするため?


池田晶子の本を久しぶりに読んでからというもの、
改めて自分が俗世にはあまり興味がなく、
モノの本質にばかり興味が向くことを知った。


さて、明日からまた会社ですね。
新しいクリエイティブジャンプを強いられている今、
ちょっと焦ります。






posted by yukikinaco at 23:07| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月23日

世界に一つだけの花

池田晶子さんの「考える日々」を読んだ。

これもまた、2年ぐらい放置していた本。
2年前じゃなくて、今の私に必要な本だった。

人から与えられたことは、情報。
自分で考え抜いたことが、知識。

私は自分で考えようとしてなかった。
真実は、先人が知っているんだと思ってた。

だから、上手く行かないことがたくさんあった。

周りの人は、ヒントを持っているけど、
答えを持っているのは私だけなんだって気づいた。

これまでの思考は、日本人ぽかったといえば日本人ぽかったし、
最近の若い子といえば、最近の若い子っぽかったな。

周りを意識しすぎて、知識は与えられる物だと思っていた。

久しぶりに盲目になった恋が終わって、
多忙すぎた仕事が、急に手透きになって、
自分を見つめる時間が出来た。

「なんのために」を考える時間が。

昔、SMAPの「世界に一つだけの花」という曲が嫌いだった。

私は、only one じゃなくて、NO. 1になりたいって。
only oneなんて、逃げているだけ、ただの自己満足だわって。

槙原さんがどんな思いでこの曲を作ったかわからないけど、
今になって意外といい曲だったんだなって思った。

only oneにならなきゃ、No.1にはなれない。

私は、自分に自信がなかったから、
only oneになれなかった。

まずは、only oneになろう。
私は、誰かと競うために生まれてきたんじゃない。
負かしたから、No.1になるんじゃなくて、
もともとNo.1のひとがNo.1になるだけの話。

私は、私にしか出来ない方法で、
人を幸せにするonly oneになる。

目指すのは、そこだけだ。
















posted by yukikinaco at 19:46| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファントム

もう、一年ぶり?くらいに読書をした。

ここ一年で、いろいろ大きく変わった。
成長したかな。

久しぶりの読書の一冊目は、
ライアル・ワトソンの「エレファントム」。
以前、福岡伸一さんの「動的平衡」のなかで、
伊藤若冲の屏風と「エレファントム」の中で語られている
象と鯨の対話というシンクロニシティに感動し、
読もう、読もうと思って読んでいなかった本だ。


私は、海が好きだ。
だから鯨も好き。
いつかこの目で見てみたいと思っている。

象は、高校生の時に描いた自画像に、
なぜかアフリカ象を一緒に描いた。
風を受けて前に前進する絵だった。


二つの動物の共通点は、
その存在が、その空間を作るということ。
私と彼女、ではなく、彼女の中にいる私といった感覚。

そういう神秘に弱い。だから、海の中が好き。


この本の中で、一番感動したのは、
やっぱり象と鯨のくだり。

目に見えるもの、聞こえることがすべてじゃない。

彼女たちは、私たちの聞こえない低周波の声で、
歌を歌い続けてる。

ずっと。

本の中では、何マイルも先に伝わると、距離のことしか
触れていなかったけれど、
もしかしたら、一度発した声の振動は、地球のどこかに
跳ね返されて何年後までも届くのかもしれない。

亡くなったおばあちゃん象の声とか。

細胞の記憶についても、新しい見方だ。
人は一日に4000万個の細胞を落とすのだと言う。

その一つ一つに、記憶が残って、
ファントムになることがある。

エレファントムとは、象の幻という意味。
遥か彼方に生きた象が生き生きと見える人がいると言う。

記憶。記憶。
なんだかまとまらないけど、もうひと堀できそうな題材ね。



posted by yukikinaco at 19:29| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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