2010年08月26日

日本人の見たい世界

今日から読み始めたのは、
大井 玄さんの「「痴呆老人」は何を見ているか」。


読みやすいし、かなりおもしろい。

痴呆老人と言われると、
もの忘れが酷く、会話が通じない人というイメージがある。

でも、会話が通じないのは、見えている世界が違うからだと言う。

彼らは「作り上げたバーチャルリアリティ」の中に生きている。
ヒトは見たいものを見ることができる。

実際、同じ病院の男性を旦那だと思い込んでいたり、
病院を会社だと思って振る舞う人もいる。

その人たちから見たら、
私たちが通じないと思った言動もつじつまが合うのだろう。

じゃあ、私たちはどんな世界を見たいと思って、今の世界を生きているだろうか。

内田 樹さんの「日本辺境論」にもあったが、
日本では自分がどうこうと言うより、
ヒトから見て自分はどう見えるかと言うことの方が重要だ。

周りの評価があって初めて自分はどうなのかと思う。
何か基準が無いと自分を形成できない。

日本人は、人と人の間に生きる民族だからである。


この本でも日本人の人と人との繋がりに対する意識の強さが伺える。
高齢者へのアンケートによると、
重度の痴呆になった時に、延命措置を拒否して尊厳死を望む理由の多くは、
周りの人に迷惑をかけたくないからだという。

私もそう思うと思う。

しかし、同じく状況でもアメリカの文献では、
もっぱら「自分の独立性、自律性を失うから」らしい。


人と人との繋がりを強く意識する日本人は
いったいどんなものを見たいと思って
今の世界に生きているのだろうか。




人がお金を払って、何かを購入する時、
それが自分の見たい世界をみせてくれるかが購入の基準になると思う。

今、日本でヒットしていものは
日本人が見たい世界を見せているのではないか。

考えがまとまらないまま、
書き綴っているため、多分意味不明の文章だが、
たぶんこのテーマは何かヒット商品を生み出すヒントになると思う。










posted by yukikinaco at 22:44| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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